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★第5話 気貴さを涙にこめて…

(1771年〜1772年1月1日・オスカル満16歳)

 アントワネットとデュ・バリのくどいまでに高まる対立。
オルレアン公は再びルイ16世の鉄砲に仕掛けをして、「狐狩り暗殺計画」を企てるが失敗。くやし顔のオルレアン、余談ながら彼も後半には顔どころか声まで変貌。
前半のコテコテした彼もいいけど、後半のちょっと退廃的&怠惰な雰囲気もお見のがしなく(27話「たとえ光を失おうとも」の回に顔も声もご登場)。
アンドレも王太子の護衛をしているオスカルの護衛として付き添っている。ややこしい。

 この頃のオスカルは、遠慮もなくずばずばとアントワネットに「つまらない意地の張り合い」などと忠告している。それでも結構素直に聞くアントワネット。
でも、後の革命の事を思えば、そんな冷静な判断のできるオスカルの忠告を聞いていればアントワネットは賢い王妃になっていたと思う。
そしたら革命は起こらない…ではお話にならない(このあたりの事は22話で述べることにする)。

 デュ・バリとの対立はアントワネットが頭を下げることで一件落着。
オスカルはそんなアントワネットの誇り高さを感心している。彼女はアントワネットの女王としての気高さを認め「オスカル、この剣にかけてアントワネット様にお仕え申し上げます」と決意した。
キャハハ…と一見お気楽そうなアントワネット。だが彼女は何百年も続いたハプスブルク家の血を引いているのだから、高貴な振る舞いは代々受け継がれて来た筋金入りのものなのだろう。

 ああ、でも今回も思ってしまった。私はカッコ良いオスカルを見たいためにアニメを見ているのではないと。一人の女として生まれ「男として育てられた」葛藤、意味、喜びや悲しみ、そして人間的に成長する過程を描いて欲しかった。カッコ良いオスカルが、ただ動いて、話して、活躍するだけなら、頭の中ででも想像できるし、アニメにしなくても原作だけで満足できる。
原作をベースにして原作を越えるもの、そんなものをアニメに求めていた。
それともしかしたら、アニメでは、オスカルは死ななくて済むんじゃないかと一縷の望みを持ちながら…。



2000.7.14.up