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★第6話 絹のドレスとボロ服

(1772〜3年頃・オスカル満16歳)

 ジャンヌ登場。それとロザリー登場。
今回もオスカルはアントワネットのそばに付き添う保護者、17歳。

 言いたい放題、我がままいっぱいのアントワネットにオスカルも絶句!
どうも正反対の二人、だからこそ一緒にいられるのかも知れない。
オスカルは一生懸命アントワネットの事を思い、アントワネットはオスカルの事をなぁんも考えていないデコボココンビネーション。

 今回はアントワネット待望のパリ訪問。彼女は民衆に歓迎されて喜ぶ(着ていくドレスはどうでもいいから、もちょっとテンションを下げてネ)。
そして後半からは想像できないオスカル&アンドレの爆竹犯人の捕り物劇も堪能できる(オスカルはアクションヒロインだった!?)。

 又、今回から民衆の貧しい様子がはじめて写されるが、そこで登場したジャンヌは貧しさに耐えかねており、まんまと貴族に拾われる事になる。
見るからに心の優しいロザリーに対比されて、ジャンヌはただのぐうたらで怠け者で小ズルい少女。同じ貧しさにロザリーはけなげに耐えているんだから、ジャンヌの振る舞いは、そのまま貧しさゆえの悲しみ・怒りとは捉えにくい。
後半の、オスカルさえ主役から引きずり下ろした悪女ジャンヌの初登場にすれば少し寂しいものがある(後半のジャンヌとは別人と割り切った方が良さそう)。

 たまたま貧しい下町を馬車で行くフェルゼンも、下町の様子を見てフランスの将来を心配している。フェルゼンとロザリーの出会いもある。


2000.7.14.up