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★第8話 我が心のオスカル

(1773年頃・オスカル満17歳)

 オスカルはアントワネットのお守りとフェルゼンとの仲を心配してアンドレのことなど頭にない様子…と、アンドレは思っている(本題には関係ないが必見、オスカルの髪の毛が伸びている。少し成長したようだ)。

 アンドレはボチボチこの頃から、オスカルを幼なじみ以上のものと思いはじめている。彼はオスカルに負けず世話焼きのようで、守るものが欲しいのか、オスカルが自分から離れて行くようでしょげ返っている。オスカルに必要とされなかったら、自分の存在価値なんてないのだろうなと、普段は楽天的なアンドレもどうしたわけか超ブルー。

 そんな折り、のーてんきなアントワネットが馬に乗りたいと言って大騒ぎ。
ルイ16世もなぜか「アンドレもいるではないか」と、妻の初乗馬に賛成の様子。がしかし、別にアンドレのせいじゃないけど馬が暴走。
さっそうと馬を飛ばし追いかけるオスカル。こうなればアンドレは出る幕なし。
オスカルの鞭が宙に舞い水面に落ちるシーンは見所、そして間一髪アントワネット救出成功し、オスカルは腕を負傷。
だがこの事故の責任を押し付けられて、ルイ15世に死刑の判決を受けるアンドレ。オスカルはアンドレの為に必死になるが無理をするから腕の傷から血が…。

 アンドレ、身分の差をひしひし感じただろうな。国王にいすくめられたり、大好きなオスカルはどんどん出世するし、「平民」を思いしらされたはず。
「主人である…」とオスカルに言われて、アンドレは相当情けなかっただろう。一応、身分から言えば主人には間違いないのだけれど…。普段は幼なじみで一つ年下の女の子なのに。まぁ、それにめげるアンドレでもないけれど。
フェルゼンもなかなかのもので、オスカルは「何という男らしい責任感!」と彼を見直した様子。それまでフェルゼンは必要以上にアントワネットに近づいて、オスカルをはらはらさせた男だけど、これでポイントアップ。
 ところでオスカルはこの時、フェルゼンに恩を忘れないと感謝している。
その感謝を引きずって、後に自分の心を隠しながらも二人の為に、間に入って世話をする事になったのだろうか。いやそんな義理がなくても、二人の幸せの為に尽くしてしまうオスカルだろう。

 お話は、落馬のショックで気絶していてたアントワネットがやっと目覚めて、ルイ15世に全員を許してと懇願して事なきを得る。
しかし、ここに揃っている4人はやがてそれぞれのカップルになるのだ…。人間、未来はわからないものと、しみじみ思う。
 一方、フェルゼンもオスカルが女だと知り「君は男より男らしい」(←これって一応ホメているが、一歩間違うと皮肉)などと、オスカルを高く評価している。
よく考えたらオスカルとフェルゼンはお互いに相手に対して同じような感想を述べている。きっとタイプが似ているのだ、うち解けやすいのかも知れない。だが既にフェルゼンの心はアントワネットに傾き、オスカルはどうあがいても手遅れ。

 また、身分差を目の前に突き付けられたアンドレ、これからどういう方法でオスカルを守ろうと思ったのだろうか、それなりに悩むであろう。
「オスカルは男として生きて来た。これからもだ」とアンドレも苦しむ。
一時でもオスカルを疑った事を後悔しつつ、でも彼はオスカルの気持ちを知る唯一の人。オスカルがやがて苦しむ事を彼は何となく解っていたようだ。…やはりオスカルはかわいそうで放っておけない、と思っただろう。さすが、アンドレ、耐える人。

 さて、負傷してから意識不明のオスカル。でも娘が危険だというのになぜ母親はベルサイユ宮殿に行ってしまっているのかは謎。
朝になってやっと「アンドレが呼んでいた」と言いながら目覚めたオスカルに、アンドレはオスカルの為に命をかけることを誓う。
でもその、相手のために命をかけることは、彼に対してオスカルがまず先に示した事だ。この地点でオスカルはアンドレの事を意識の下で「かけがえのない男」としてとらえていたんじゃないかなぁ。

 ただ、このアンドレの有名なセリフも、命がけという点では当たっているが、原作のように直接オスカルをかばって弾を受けることには反映していない。
関係ないが、後にオスカルに病気を宣告した医者のラソンヌ先生が若い。

 それと今回、演出のアングルが劇的だなー、もしかして後半監督の出崎統さんが何か関わっているのかなー??と思って見ていたら、そうじゃなくて、演出がお兄さんの出崎哲さんだったのね〜。



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