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第16話 母、その人の名は…?

(1776〜7年・オスカル満20〜21歳)

 ロザリーにとことん構うオスカルは女に剣を教える。ロザリーは子供の頃から剣を習っているんじゃないのだから、そんなに言わなくても…いいと思う。母親を殺された娘の気持ち、オスカルにはわかってんのだろうか?
気が弱いくせに驚くほど高貴な顔をするロザリーは仇のために必死になるほどで、あながち気が弱いとは言えない。
と、それにしても異常にロザリーをかわいがるオスカル。恋するロザリーはお陰でオスカル様〜♪にメロメロになってしまった。

 でも、ロザリーを可愛がれば可愛がるほど、オスカルが痛々しく見えてしまう。誰かを可愛がるのは、可愛がられたい心の裏返しだと思う。守られて喜ぶロザリーを見て、オスカルは自分を満足させていたはずだ。

 女として振る舞えない者の心のひずみ。
これはアントワネットの時と同じ理論だが、例え、守る者と守られる者がいても、決して一方が一方へ100%与えているのではなく、相手に与えるものは半々だと思う。どちらもそうやって満足を得るのだから。

 で、今回は、ボチボチ貴族の娘として仕込まれたロザリーが初めての舞踏会に行く。アンドレはロザリーのダンスのパートナーとして付いて行く(アンドレはダンスを踊れるのだ。オスカルとアンドレのダンス、軍服のままでいいから是非とも見たかった。悔しい)。
 一方、ロザリーの姉のジャンヌはローアン大司教に取り入って、夫のニコラスを近衛隊の大尉に出世させている。このでっかい男、知恵者とは言えないタイプ。根っからの悪人じゃないけどね。

 さて、この舞踏会でロザリーは妹のシャルロットに会っている。
だが、シャルロットに貴族じゃないとからかわれたロザリーは「私は貴族の娘です」と誇らしげに言い返している。
では、彼女の母親やピエール坊やを殺したのは貴族ではなかったか、貴族の為に民衆が貧しかったのではなかったか?
貴族に母親を殺されたのに、貴族であろうとするロザリー。よもや貴族という特殊な身分(お姫様のような)にあこがれていたのだろうか…。オスカルのそばにいたので、ぜひ彼女の仲間でありたいという気持ちなのだろうか。

 そして、それぞれ違った方法で貴族の屋敷に入りこんだジャンヌとロザリーの再会。世間は狭いっ。
又、前回でオスカルとポリニャック夫人の対立が明らかになっているが、オスカルは危険であるとポリニャックははっきりと認識する。

 余談だがオスカルがロザリーに髪の毛をとかせている場面、皆様はお好きだろうか。オスカル様に触れられる絶好のチャンスよ!!とも言えるけど、私はちょっと…。年上の女性に甘えるのは、どうも…。個人的に姉がいるせいかも知れないけれど…(そういえば、女姉妹のいない友達が、人の髪の毛を触るの好き、と言っていたなぁ)。

 確かこういうの、アニメ後半にはない場面。後半は「女性の憧れ」として描かれていないし、本人も自分が女だとかなり意識していたし、お姉タイプではないらしい。



2000.7.14.up