ブログ「きままなひとりごと」に頂いたコメントをまとめました。
コメントしてくださった方々、ありがとうございました。

ブログは現在、リニューアルしています。

ブログを設置しました。
お知らせなどが有るとき更新する予定です。

よろしくお願いします。

なーかる

2014/6/6

頂いたコメントです。

☆☆☆青いばら様コメント

初めまして。
ベルばらで、アニメの徹底解説のところで、オスカルが衛兵隊転属後の解釈について読ませていただき、何かちょっとすっとしましたね。
私は実は、根本的にベルばら原作の初期部分の設定が好きではないのです。
オスカルはアントワネット付きの近衛になる必要もないと思いますし、史実の彼女のことを知れば知るほどこの人に献身する価値なんてないと思いました。史実と漫画は違うかもしれませんが、オスカルがこの人のために迷惑をこうむったり、失恋したりって…、あまりに理不尽な気がします。
漫画の中でも、アントワネットはそれだけの価値のある人には描かれてないと思うのですが。ただ、同情すべき部分が多い人であることは認めます。
オスカルは、アントワネットとフェルゼンにはもっと距離を置くべきですね。
アントワネットはオスカルの忠告をまったく受け入れないわけだし、フェルゼンも全くオスカルには気がないのなら仕方ないじゃありませんか。
彼女ならもっといい男がいくらでも現れますよ、事実そうなってるし。
そして、自分の道(仕事の面でも別のいろんな恋の部分でも)を邁進し、自分の人生を楽しんで生きるべきだと思うのです。
でなければ彼女の人生も、なんだか父親のエゴのために苦しみ多いものになってしまうから…、というか実際原作ではそうなってますよね。私には気の毒でなりません。
こんな素敵で立派な人が、ああいう人生では理不尽すぎる気がします。
最後、納得して亡くなっていった、ということになってますのでまあ、良しとすべきなのでしょうか。
ちょっと矛盾してるかもしれないし、原作とアニメがごっちゃになってはいますが…どうしても両方考えてしまうんですよ。


☆☆☆なーかる返礼コメント
解説を書いたのがずいぶん前のことになってしまい記憶があいまいなのですが、あれ書いた当時に、アントワネットとフェルゼンの相手をするのはオスカルにとって負担だろうけれど、仕事だから仕方ないので大変だなぁと思いました。

理不尽、本当にその一言に尽きますよね。
あの生き方で(アニメの場合)本当に良かったのだろうかと今も謎です。
オスカルが、というよりは私自身の気持ちの落としどころに困ったなぁっていう感じでしょうか。
なんにせよ、アニメのオスカルは悩ましい存在です。


☆☆☆青いばら様コメント

ベルばらは、最初のほうと終わりのほう、随分と世界が違ってるように思います、こ
れは、作者も変化していくし、当然のことなのでしょうね。 
好きな作品でも、いろいろ注文が^^出てくるものです、ネット上のおびただしい二
次...多くの人の気持ち、表わしていますね。


☆☆☆なーかるコメント

オスカルというキャラクターへの思い入れが人それぞれなのに、さらに原作とアニメではオスカルそのものの描かれ方が違うので余計に世の中ややこしい?!
アントワネットとフェルゼンに対するオスカルの「振り回され度」は原作よりもアニメのほうが大きいと思います。
気の毒ですが、それもアニメのオスカルの良いところかなぁと(相変わらずひいき目:笑)。

頂いたコメントです。



☆☆☆白玉蜜豆 様コメント

私もベルばらの原作、宝塚、映画、アニメ、全部見ました。
最近とあることで、原作を大人買いしてしまいましたが、そう言えばフツフツとアニメが見たい気持ちが沸いてきたのです。

というのもあのアニメ放映時、突如として塾が曜日変更をして、ビデオのない時代ではどうすることも出来ず、佳境に入った最後の5話以降全く見ることが出来ませんでした。

その悔恨は屈折し、もう知らない!!とばかりに再放送も見ませんでした。

とは言え私もアニメ自体を受け入れ理解していた訳ではありません。
それどころかトーンの暗い印象で、何だか分からんが、好きになったベルばらのファン心理として、最後まで見届けてやろう!という気持ちが大きかったです(何ちゅー偉そうな(;^_^A)。

しかしやはり大人になった、いや、おばさんになった強味で、ええい誰の遠慮がいるもんかとばかりにDVDボックスを買いました。

その結果がこうしてメールを書くことになった訳です。
アニメを見ただけでも衝撃的だったのに、なーかる様の丁寧な解説、読みの深さはそんな私に追い討ちをかけるような凄まじさ?でした。

そうよ!私が教えて欲しかったのは、ききたかったのはこーゆーことなのよ!と叫びまくりたい気持ちでした。

私の周りには原作や宝塚について話す人はいても、アニメについて話す人はいません。

また私自身もアニメのサリーちゃんやエースをねらえ!の事を言えても、ナゼかアニメのベルばらを言えないという変な矛盾を抱えております。





☆☆☆なーかる返礼コメント

アニメのベルばらは白玉蜜豆様のおっしゃる通り、衝撃的!なアニメでした。
地味で暗い画面に、憂いまくった登場人物たち(笑)。
でもハマる要素は満載。

これを普通に暮らしている知人に説明することは確かに難しいかも知れません。
どうせ理解してもらえないだろうと思って、かつての私も、ハマった気持ちを持て余していたものです。
そんな気持ちで書いた解説が少しでもお役に立てたなら幸いです。





☆☆☆白玉蜜豆 様コメント

私はロマンチックでドラマチックな作品としてしかベルばらを捉えていませんでしたが、角度を変えれば全然違う部分がある、というのがアニメベルばらを見た率直な感想です。

余談ですが、レモン事件は二人ともいいトシだったこと、今回初めて知りました^_^;
あの描写はアニメの方が断然上手いと思います。
原作を読んだ時、私には唐突というか突飛でした。何でいきなり!?と思いましたもん
それに告白しながら男が泣かないでくれ〜というか目のやり場に困るといいますか(;^_^A





☆☆☆なーかるコメント

ベルばらファンの方(もちろん原作ファンの方も含めて)のコメントによく、人生の色々な節目にベルばらに共感するという言葉を聞きます。

私もアニメのオスカルがアンドレに「従う」発言をしたこともあってか、しょっちゅう男女のあり方?みたいなことを書きましたが、実際は親子の関係であったり、自分の生き方であったり、味わい深いなぁと思います。

サイトのことで励ましのお言葉ありがとうございました。
現在はベルばらを離れて10年ほどになります。
なかなかこのサイトを更新する事も出来ず、倉庫化している現状です。
お気持ちだけありがたく頂戴致します。(^^)

2014/6/24

 
☆☆☆白玉蜜豆様からのコメント


私は手紙の入ったビンを海に流す心境でメールを送らせていただいたんですが、先客に青いばら様がいらっしゃったことに驚き、感動!?しました(*^o^*)
嬉しいなぁ(*^^*)

アニばら熱が落ちついていらっしゃるなーかる様にはご迷惑でしょうが、患者を診察するお医者様になったおつもりで、しばし戯言にお付き合い下されれば有り難いです(;^_^A

なーかる様がオスカルのフェルゼンへの思いはアントワネットを通しての擬似恋愛(乱暴に言えばですが)とのご指摘があったかと思います。

私も子供のうちは単純にフェルゼンは片思いで終わったオスカルの初恋の男と思っていました。
でもオトナになってくると、あれは本当のところはどうだったのかな?恋といえるのかなと思うようになりました。
あんな恋愛について純粋培養の無菌状態の箱入りお嬢様だと、恋といえない淡い思いもたちどころに重症化しそうです。

むしろ、やっぱりオスカルは血の通った生身の女だったんだ(良い意味で、です)という前振り!?みたいに思うようになりました。

というのも恋敵のアントワネットに対する嫉妬心があまり感じられないんですよ。
男としてしか存在できないことに対する苦しみが余りにも大きくて、嫉妬心まで思いが回らなかったのかも知れないんですが、嫉妬心は理屈抜きですからねえ(^_^;)

「私のフェルゼンをこんなにアントワネット様は苦しめている!!」ぐらいあればいいんですが、立場上のためか「アントワネット様のために身を引いてくれ」ですからねえ。
両思いのアントワネットですら「いや、あなたがよその女の方を妻にするなんて」と独白していますし、やっぱり嫉妬心のない片思いはどこか力が薄い。

また真面目一本槍のフェルゼン、こんな堅物がまたどうしてアントワネットをそこまで愛したのかもナゾ。後半のアントワネットは魅力的ですが、フェルゼンに運命の恋を決心させたアントワネットは、堅物が惹かれるほど魅力的かどうか?
フェルゼンもオスカル同様純粋培養だったのかしら?
そう思うとこの三人の恋はどこか不思議なんですね(;^_^A

そんな三人の恋に比べるとアンドレの恋は一番地に足がついている感じです。
その分、一番しんどそう。現実にこんな恋を引き受ける人間っているでしょうか、という疑問はありますが・・。
何せ相手は絶えず身近にいながら決して手は出せない女性、また女性扱いが許されない立場の人、しかも人間を超越したような美しさと気高さを持ち、家柄は名門の貴族。20年も思い続けたのに、最初の告白はしくじるし、恋敵は貴公子だし、アンドレはもう殆どマゾヒズムの極致のような日々(^^;)

こんなアンドレだからこそ案外オスカルが先に死んでも、結ばれた夜を生涯の思い出としてわが恋に悔いなし!!と生きていけそうな気もします。
アンドレはオスカル命ですが、オスカルが他の男にかっさらわれやしないかという不安もかなり大きかったことでしょうから、後追いはせずに済みそうですし。

でもアンドレに先に死なれたオスカルは、アンドレの目のことと待たせ続けた恋のことで自分を責め続け、健康体でも心を病みそうな気がしますね。

なーかる様がアニばらのオスカルは、バスティーユに気力だけで行ったとおっしゃる通り、もう見ていても痛々しいほどで、勝利を導く女神というより極論すれば懸命に生きた薄幸の佳人みたいですね(;^_^A

でもトシをとっていささかくたびれてきたオバサンになると、そんなやや弱味を持つヒロインに親近感を持ちます(それでもあれだけの能力と責任そして美しさと優しさを持つ女性は普通の女性ではありません)


こんなオスカルを愛するアンドレはいやでも!?深い愛情で静かに見守る役に回らざるを得ませんね。まかり間違っても毒入りワインなんか飲ませられない。レモンだけでも重過失です>_<
燃える熱いアンドレだと、オスカルをノイローゼにしそうですからね(;^_^A

原作でもアニメでもオスカルは文句なく美しいし魅力的ですが、それだけに巧まざる魔性の女っぷりを発揮し、あまたの男を虜にして果ては独身で死なせたりしちゃいますね(^_-
いや男泣かせの罪作り女性です。
長生きできない、というフェルゼンの妹ソフィアの眼力はやはり女性ならではの鋭さかも!?

しかし結構身近にいながらもその魔法も結局フェルゼンには効かなかった・・
革命には理屈も理論も必要でしょうが、恋愛や嫉妬心は理屈抜きということなのかしら?とここで原点に戻る私でした。(;^_^A

スミマセン、長々とm(_ _)m  


*************

☆☆☆なーかる返礼コメント

コメントありがとうございました。

オスカルのアントワネットへの嫉妬という話は、以前、理代子先生が公式ブログで「お仕えしている方に対して嫉妬するはずは無い」と発言されていたと思いますが、曖昧な記憶なので間違っていたらどなたか訂正お願いします。

人の気持ちは無意識の領域もあるので、恋の嫉妬の有無は人によって感じ方が違うでしょうが、オスカル(アニメ)の場合は自分以外の人に対して感情を向ける前に、自分の中でわき起こる感情を持て余していたんじゃないかと思います。

とは言え、今は私自身のベルばら熱が落ち着いているので的外れなコメントはしないほうが良いのかも知れません。
リアルタイムでベルばらに熱い気持ちをお持ちの方に感じたことを語って頂くのが、一番良い事だと思っています。


>患者を診察するお医者様になったおつもりで

気を遣って下さるお気持ちは有り難いのですが、私もただの一ファン(それもサイトはほぼ放置:汗)に過ぎません。
是非、対等に扱って下さるようにお願いします。

2014/8/19
 
なーかる様

ご無沙汰いたしております。
さて池田先生の「お仕えしている方には嫉妬しない」発言なんですが、それは確かに当たっていると思います。
でもアントワネットとオスカルの関係はそう単純に割り切れないんですね(;^_^A

唐突なんですが、私は源氏物語を思い出しました。
有名な六条御息所のことです。と言っても源氏の正妻の葵や格下相手の夕顔を嫉妬のあまりとり殺す話ではありません。
私の記憶も曖昧なんで申し訳ないんですが、六条御息所付きの女房が源氏のお手つきになっているものの、女房は六条御息所にも源氏にも嫉妬はしない、という描写があったかな、と。

それは女主人と自分の立場をわきまえているからでした。六条御息所は高貴なだけでなくとても聡明な女性なので女房を見る目もあったことと思いますが・・何と言っても、女房は六条御息所あっての暮らしですし、源氏と女房は身分も違い過ぎて釣り合いがとれません。こういう関係なら嫉妬は生まれにくいかなと思います。

でもオスカルとアントワネットはここまでいくかしら。
アントワネットは良くも悪くも鈍感ですが、オスカルはそんな無邪気な残酷さは持っていません。絶えずアントワネットを気遣っています。でもそれでもやっぱり嫉妬が顔を出すのが本当の恋ではないかな?と思うんですね。
他方フェルゼンは、ルイ16世に後ろめたさはあっても嫉妬はしません。それは状況が状況というのもありますが、アントワネットが愛しているのは自分だけだ、という自信があったからだと思います。嫉妬はどうしても負けている側が抱く感情です。
フェルゼンとの恋ではオスカルはアントワネットに明らかに負けています。

ただオスカルがフェルゼンに惹かれるのは自然です。同じ貴族だし、知的レベルも高い者同士だし軍務経験のあるフェルゼンはその辺の軟弱貴族とは訳が違います。
黒い騎士事件までのアンドレでは到底太刀打ちできないでしょう。

ベルばらにハマった子供の頃は今ひとつフェルゼンの魅力がわからなかった私でしたが大人になった時、これは花も実もある(史実ではやや違うようですけど)凄いデキブツかも!と見直しました(^_^;)

当時のフランスの社交界でスウェーデン貴族というのはどのくらいの評価だったのかは知らないのですが、間違いなくモテる!とだけは思いました(^_^;)

ちなみにジェローデルも最初はオスカルとアンドレの恋路を妨害するヘンな気障ったらしい男としか見ていませんでした。ジャルジェ将軍の前でも馴れ馴れしく近づき、なんていやらしい奴なんだ!と思いました。でもジェローデルも誇り高く懐の深い貴公子です。これは宝塚とアニメの影響が大きいかな?特にアニメのジェローデルは声も爽やかで良かったです。


とまあ一体何が言いたいんだ?ということになるんですが、オスカルはアントワネットよりはまだ恋愛の自由は残されています。別にフェルゼンと何かあったところで国家問題まではいかないでしょう。不毛な愛になるリスクはあるにしても。

それなのに相手を気遣うばかりで、嫉妬も自嘲もない恋心はやや弱いかな?と感じてしまうんですよ。
すると初恋重症化説、あるいは恋愛前振り説に帰着してしまうという堂々巡りになる私なのでした(;^_^A



*****

白玉蜜豆 様

コメントありがとうございます。
源氏物語は読んだ事はありますが、六条御息所の女房がそんなことになっていたのですか。…ほとんど記憶に無かったです。

六条御息所はドラマなどで「蜘蛛」のように描かれていた事もありましたが、元々人間のドロドロした感情をちゃんと持っている人間くさい方なんだなぁという印象です。
それに比べてオスカルの恋心はあまりにも(現実味が無くて)清らかすぎ?

そういえばベルばらの「もしも」を色々考えた時期があって、オスカルとフェルゼンのカップリングはどうも想像が働かなかったです。
似た者同士だったのか、友情が強すぎたのか、二人の未来をそれ以上考えませんでした。
カップリングと言えばオスカル&アンドレと思い込んでいるので私の頭が固いのかも知れませんね。(笑)


2014.10.30

up 2022.12.24
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